経済学部は株で儲ける方法を学べるのか? 元経済学部が解説してみた
早速本題ですが、経済学部は株のことを教えてくれるのかそのギモンにお答えします!!!!!
経済学部ってお金の勉強するんでしょ?
これは本当によく言われます。半分正解で半分間違っています。
経済学部は株で儲ける方法を学べるのか?
経済学部はお金の流れの仕組みを学問として学ぶことができる
しかし
お金の稼ぎ方までは教えてくれない
なので結論を言うと、株で稼ぐ方法は経済学部で教えてくれません。
※専門的な大学や学校に行くと株式投資の仕組みや制度について教えてくれますが、稼ぐ方法などは基本的には教えてくれないです。
関西学院大学経済学部で僕はどんなことを学んできたのか詳しく解説します。
筆者の大学時代
大学の仕組みを簡単に解説
必修科目、選択必修科目(学校が指定する教科)の単位取得かつ合計で124単位を取得
大学によって卒業条件は多種多様です。
上の条件+卒業論文の提出を条件にしている大学が最も一般的かなと思います。
つまり、大学は高校と一緒で、条件を満たさないと卒業できないということです。
4年次の3月末までに、卒業条件を満たしていないと、留年ということになります。
基本的に1教科修得したら2単位が付与される。
大学時代①ゼミ
僕の通っていた大学では、1年生のときは基礎演習クラスという中学、高校でいう1組みたいなクラスに所属させられました。
一方で2年生以降は、自分の興味がある内容、教授のゼミを選択できます。
ただし、定員を超える場合は抽選もしくは面接する必要があります。
大学1年生の時にゼミでやった内容
ゼミというより基礎演習という高校や中学校でいうクラスがありました。
そこでは主にパワポを使って本(ヤバイ経済学)の内容を説明したり、テーマは自由で簡単な論文を作成したりしました。
大学2〜4年生のときのゼミ
僕は金融系に特化したゼミに応募し入りました。
※1年生に入っていたゼミ(クラス)とは別です。
志望理由は当時、僕は銀行に就職したかったからです。
【最終的に就職したところは銀行ではなく、専門商社です】
ただ、あまり倍率が高いところのゼミに応募するつもりはなかったので、入りやすそうなゼミを選びました。
僕が応募したのは設立したてで、(つまりゼミに入ったらゼミ1期生になる)注目されていないゼミでした。
結果、一次の申し込みで応募していたのは僕だけですんなり入ることができました。
そんな理由で所属しておりましたが、金融系のゼミということもあり、金融の知識は深まりました。
金融系ゼミでやっていた内容
これまた本(金融学)の内容をひたすらゼミ生に順番で説明するというものでした。それを先生が補足して講義を行うというスタイルです。
当時教科書にしていた本↓
完全に講義形式でしたのであんまり皆様が想像するような研究みたいなことはやっておりません。
しかし、専門書を詳しく理解して説明しなければならなかったので完璧に本の内容を理解する必要がありました。
容赦なく教授やゼミ生から内容の質問が飛んでくるためです。
学んだ内容
- 貨幣と決済
- 金融とその機能
- 取引費用とリスク
- 情報の非対称生と返済のリスク
- 金融市場
- 金融政策
- 資金循環と金融システム
- 金融危機
- 金融機関分類
- 金融の仕組み
ざっと学んだタイトルを挙げさしていただきました。
タイトルから内容が想像できるかと思いますが、「銀行員になるにはどうしたらいいか」や「株で稼ぐにはどうしたらいいか」までは教えてくれません。
ましてや金融資産を購入して稼ぐ方法なども自分で勉強するほかありません。
自分が所属していた以外のゼミ
ご安心ください。
僕が所属していたゼミはこんな感じでしたが、世間一般のゼミはいわゆるゼミらしいことをしています。
例えば、グループごとに実験、研究、そしてゼミ旅行など皆さんが想像することをやっているゼミもたくさんあります。
さらには、もしかすると教授や先輩が就職へのコネを持っていたりもします。
ですので、ゼミ選びにおいて大事なことは、「自分がやりたいこと」、「そのゼミに所属することで将来得られる利益」をしっかりと精査して選択することです。
大学時代②必修科目
主に教育科目と経済の基礎科目が必修でした。
・英語
・第二外国語(中国語、フランス語、スペイン語など)
・キリスト教学
・基礎演習(上記で紹介したゼミのことです)
キリスト教の大学ということもあり、チャペルアワーといった時間がありました。
ガチガチのキリスト教というわけではなかったです。
大学時代③選択科目
これは経済の専門基礎科目と専門科目から構成されます。
・経済の歴史
・経済情報処理
・マクロ経済、ミクロ経済
・現代経済
・社会政策
・経済統計学
などなど
履修を終えた印象としては、具体的になにかお金を稼ぐ方法ではなくお金の流れ、経済の仕組みを講義形式で理解する
といった感じでした。
株のことを学びたいんだけどどうしたら良いの?
株式投資について学ぶ方法を2つ挙げてみました。
- 証券会社で口座開設してみる
- 株の参考書を使って勉強する
証券会社で口座開設してみる
証券会社に登録をすることをおすすめします。(未成年でも口座開設は一応可能)
理由は、セミナーに無料で参加できたり、日経新聞などを無料で読めたりできる特典があるからです。
証券会社は複数ございますが、取引手数料の安いネット証券がおすすめです。
株の参考書を使って勉強する
つづいて、株の参考書を使って勉強する方法をご紹介します。
株について勉強するときにまず覚えたいものは”証券用語”です。
わからない証券用語が出てきたら、ネットで「JPX日本取引所グループ 用語集」で調べることもできます。
前場(ぜんば)・・・午前の取引時間のことで、東京証券取引所では午前9時から午前11時半の取引時間帯のことを言う。
参考書には”証券用語”が多く使われているため、まず内容を理解するためにも用語を覚えていくことから始めましょう。
下記の記事で難易度別に株の参考書をご紹介しているので、参考にどうぞ。
【まとめ】経済学部は株で儲ける方法を教えてくれない
結論は冒頭にも述べましたが経済学部は株のことを学ぶことはできません。
僕の私見ですが、経済学部は経済という学問つまり
- 統計学
- 会計学
- 金融論
- マクロ経済
- ミクロ経済
- 経済学史 etc,,,
などを幅広く学べる学部です。
株をする上での基礎知識をつけるのに役立ちますが、株取り引きで稼ぐ方法そのものを懇切丁寧に教えてくれるわけではありません。
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