投資は何歳から?|新卒から投資を始めた社会人が解説

「投資に興味はあるけれど、いつから始めるのがいいんだろう?」と考えてはみるもののどんどん先延ばしにしていませんか?
僕自身も株に興味を持ったはいいけど実際に始めたのは思い立ってから2年後のことでした。
実は、投資を始める時期に正解はありませんが、できるだけ早いほうが良いです。
この記事では何歳から投資を始めればよいのか?またおすすめなのはいつなのかに加えて、投資の種類や、投資と貯金について解説しています。
また、証券会社で口座開設する際、キャンペーンを利用したほうが圧倒的におトクです。
投資は何歳から?
結論:正解はないが、早いうちからがおすすめ。
①マネーリテラシーが身に付くから
②複利のマジック
①マネーリテラシーが身につくから
マネーリテラシーとはお金の関する知識をもち上手く運用すること。
1年目、2年目の社会人、つまり若いうちから投資することで、一番メリットがあるのはこれだと思います。
投資に興味をもつことで、必然的に本や新聞、あるいはネットなどで情報収集するようになります。
結果、世の中の情勢がわかったり、税金に関すること、法律関係など、様々な副産物も同時に得ることができます。
それが、人生のあらゆるライフイベントで登場する”お金の支払い”に関する判断力も身につきます。
投資に手を出すことで、一見リスクに関する事ばかりを考えがちですが、利益を得られること以上のメリットも兼ね備えているのです。
また、投資につきものである資産価値減少のリスクは損切りのラインを明確に決定することで最小限に抑えることができます。
参考:【賢者は歴史に学ぶ】株式投資初心者にとって重要な損切りのルール
②複利のマジック
複利のマジックは、長期的な運用をして、インカムゲインを得ることを目的とした場合に言えることです。
グラフにするとわかりやすいの下の表をみてください。

雪だるま式に利益が積み上がっていくことを複利のマジックと言います。
複利のところに着目すればわかる通り、元本にプラスで毎年の利益が追加されます。
元本1,000万円、年利3%で運用すると5年後には1,159万になり、159万円の利益を得ることができます。
【元本】1000万円×【年利】1.035 =1159万円
複利を最大限に利用するには早いうちからというのは一目瞭然です。
とはいえ1年目、2年目の社会人がベスト
早いうちから投資を始める、例えば、高校生や大学生から始めようと思っても、まず資金が足りないという問題に直面するかと思います。
というのも、基本的な株の購入単位は最低100株〜となっているからです。
つまり、現在の株価が1,000円の銘柄を買おうと思っても最低10万円が軍資金として必要になります。
この10万円は学生にとっても大金で用意することが難しい額です。
そこで、投資を社会人1年目、2年目から始めることでこうした資金の問題を解決することができ、20代前半から始めることができます。

実際に僕も新卒、つまり社会人1年目から株の取引を始めました。
やはり毎月一定の給料が入るので、株を購入したり、積立投資をするプランが練りやすいです。
また、学生のときより使えるお金が増えるので、投資の勉強(書籍やセミナーなど)にも資金を投じることができます。

貯金と投資

でも、結局のところ貯金が一番安全だし、投資ってなるとリスクがあるしなあ…
貯金は1000万円までは元本保証があり、使わない限り預金が減ることはありません。
一方の投資は資産価値が減る可能性がありますが、増える可能性もあります。
ということで、預金と投資の特徴を表にまとめました。
預金 | 投資 | |
---|---|---|
種類 | 普通預金、定期預金 | 株式投資、不動産投資、債権投資 FX、投資信託、仮想通貨 |
保証 | 1000万円までの元本保証あり | なし |
利率(利回り) | 0.001%、0.002%程度 | 貯金より高い |
インフレ | 対処しにくい | 対処しやすい |
預金の種類は限られていますが、一方の投資の対象はさまざまであり、多種多用な金融商品などが存在します。
また、物価は上昇する可能性があり、極端な例えですが、現在の100万円が20年後には実質50万円の価値にさがってしまうかもしれません。
これがインフレのリスクです。
つまり、預金は全くリスクがないわけではなく、将来的な実質資産価値が下がる可能性があることは頭に入れておかなければなりません。
ですので今のうちから投資し、スキルを身につけることでマネーリテラシーを身に付けていきましょう。
今からでも始められる投資の種類についてご紹介していきます。
投資の種類
投資と聞くと難しそうと感じるかと思います。
しかし、投資で利益を得る仕組みは単純です。
要は需要と供給のバランスで需要があれば値段が上がるし、なければ下がるということです。
将来的にプラスの要素があり、需要が見込まれる銘柄や対象の金融商品を購入することが自身の利益につながります。
投資に関しては様々存在しますが、なかでも始めやすい投資についていくつかご紹介していきます。
- 株式投資
- 投資信託
- 仮想通貨投資
- 自己投資
株式投資

私たちは企業が資金調達の目的で発行した株式を証券会社を通じて売買することができます。
株式売買で利益を得る仕組みは大きくわけて2通りです。
それはキャピタルゲインとインカムゲインというものです。
キャピタルゲインとは、株式を売却したときに得られる利益のことです。
つまり、購入時の株価と売却時の株価の差額のことです。
一方のインカムゲインとは、株式を保有しているときの得られる収益のことで、株式投資の場合、配当金と呼びます。
投資全般に言えることですが、企業の成長、新商品の開発、発売、良い決算などのポジティブなことが起こると、株価は上がります。
株価の上昇を予想するために色々な資料や判断材料を利用できます。
例えば
- 決算資料
- 企業のサービスを利用してみての感想
- 経済指標
- 景気状況
- 為替
などが挙げられます。
これらを駆使することによって予想の精度をあげることができます。
投資信託

これも有名な投資の1つです。
投資信託は多数の投資家から資金をあつめて、それをファンドマネージャーと呼ばれるプロが運用し利益を投資家に分配する金融商品です。
少額から始められることもあり、金融市場を理解する、投資手法を理解することを目的としてやってみるのも良いかもしれません。
ある程度お金の運用するということに慣れてきたら、株式投資に挑戦してみてもいいかもしれません。
仮想通貨投資

なにかと話題性にある投資の1つです。
なぜ仮想通貨がなぜ投資の対象に加えたのかというと便利だからです。
値動きが激しいから利益を出しやすいということではありません。
仮想通貨の最大の強みは為替の変動リスクを度外視できる便利さです。
どういうことかというと、円高円安を想像すれば分かりやすいですが、円高は輸出に不利で、円安は輸入に不利です。
仮想通貨は国をまたいでも、いちいちその国の通過に換金する必要がないので、この為替変動リスクを排除できます。
仮想通貨自体のデメリットでもメリットでもある値動きの激しさが原因で、世界共通の唯一の通貨になるとはまだまだ考えにくいです。
しかし、世界中の国の自国通貨のウェイトが低くなり、仮想通貨のウェイトが増えることは十分考えられます。
ですので、私自身も超長期的なスパン(10年単位)で仮想通貨を保有するつもりで、現在も保有しております。

自己投資

・知識
・影響力
・人脈
・スキル
本や、オンラインサロン、SNSなど様々な手段を講じて、自分をブラッシュアップすることが、将来的に役に立つという考え方です。
ただ「お金を貯める」のではなく、「お金を財産に変換して、蓄積させる」ということを視野にいれながら、投資もその1つに加えて貰えるうれしいです。
どう生かすかは自分次第ですが、それなりのリターンは期待できます。

まとめ
「投資は何歳から始めたらいいのか?」という問いに対しての明確な答えはありませんが、少なくとも早いうちから始めたほうが良いです。
理由として、①マネーリテラシーが身に付くこと、②複利のマジックが最大限に活かせることがあげられます。
ただ、投資にもある程度の資金が必要になるので、早いうちからと言っても1年目、2年目の社会人になってから始めると良いのではないでしょうか。
加えて、余剰資金があるなら、“投資”してお金にも働いてもらう、または財に変換して蓄積させることを選択肢に加えてみてください。
これから先の人生を豊かにするために、まずは行動が大事です。
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