【書評】初心者投資家がオニールの成長株発掘法[第4版]を読んでみた感想

さまざまな投資家やブロガーの方が紹介している「オニールの成長株発掘法[第4版]」という本があります。
実際に僕もとあるYouTuberが紹介しているのをみてこの本を購入して2回読了したので、その感想や身に付くことなどをご紹介していきます。
- どういった内容か
- スキルとして身に付くこと
- 筆者がこの本を読んで株式投資をした結果
初心者投資家がオニールの成長株発掘法[第4版]を読んでみた感想
専門用語が多くて株式投資初心者が読むには難しい内容だった。
しかし、用語などを調べながら読み、実践してみるとより内容が理解できるし、投資に対する考え方が変わった。
正直、経済学部出身の僕でもかなり濃い内容でした。
まあ経済学部と株はあまり関係ないので当たり前ですが、、、
この本、株式投資に関する用語が数多くでてくるので、投資が全くの初心者であれば読了するのに結構な時間がかかります。
投資に関する前提知識などがないと理解できない内容もあるので、もしこの本を最初に読むのは少しハードルが高いと感じました。
ただ、述べられている内容は勉強になることばかりで、株式投資の教科書と言えるぐらいしっかりと書かれています。
株式投資に関する手法や、株式以外の金融商品に対しても作者のオニール氏が私見を述べられているので、参考になります。
オニールの成長株発掘法[第4版]とは?
ベストセラー『マーケットの魔術師』(パンローリング)で紹介されたアメリカ屈指の投資家であるウィリアム・J・オニールがやさしく解説した大化け銘柄発掘法!
株式投資では、ファンダメンタルズ情報を基礎に投資する銘柄を決定する場合、大きく分けて2種類のタイプがある。世界一の投資家であり、資産家であるウォーレン・バフェットが実践する「バリュー投資」と、このオニールの「成長株投資」だ。
オニールの投資法とは、比較的小さな会社のうちから、成長の速そうな株を探し出し、短期間うちに利益を上げていく方法である。市況が良い(強気相場)、悪い(弱気相場)に関係なく、オニールが独自に開発したエレガントで芸術的な銘柄選択法である「CAN-SLIM」法を学べば、大化けしそうな成長銘柄を簡単に見分けることができる。第4版の本書では大化け銘柄の発掘法とともに、2000年と2008年のような暴落から身を守る方法も明らかにされている。また、1880~2009年に大化けした銘柄の詳しい解説付きのチャートを100枚掲載し、初心者にもひと目で分かるような工夫が施されている。
Amazon オニールの成長株発掘法[第4版]の商品説明より一部引用
内容
内容が濃すぎるので箇条書きで書きます。
- 割安株投資ではなく、成長株投資
- CAN-SLIMという独自の投資法
- 大化け株の見出し方
- 四半期のEPSと売り上げが重要
- 出来高が示すこと
- 損切りと利確のタイミング
- 投資家がやりがちな過ち
- PERを重視することが危険な理由
- 投資のプロになるには
- 市場の見極め方
などなど、このような内容が事細かに例示され、根拠を明確にし、解説されています。
僕がこの本を読んだきっかけ
僕がこの本を読んだきっかけは”Zeppy投資ちゃんねる”というyoutuberが紹介していたからです。
“Zeppy投資ちゃんねる”とは元芸人で現在は個人投資家の井村俊哉さんが取り仕切っているyoutubeチャンネルです。
当時、株について右も左もわからなかった僕はこのyoutubeを見て勉強していました。投資の教科書となる本を探していた僕は、とりあえず良さそうだから買おうと思ったのが最初の動機です。
実際、オニールの成長株発掘法[第4版]を買って後悔はありませんし、僕の投資の教科書にしています。
Zeppy投資ちゃんねるの動画
僕が購入に至った動画をご紹介します。
9:04~あたりからオニールの成長株発掘法[第4版]が紹介されています。

実はこの動画を拝見して、「オニールの成長株発掘法[第4版]」以外に、
「決算を読む習慣」という本も買いました!!
どういう方向けの本なのか?

僕が実際にこの本を読んでみて、主に下記にあてはまる方に向いていると思いました。
・株に関する易しい内容の入門書を一度よんだことがある方
・株式投資を経験したことがある方
・いろいろな投資本を読み漁っている方

正直、投資初心者の僕にとって、難しい内容でした、、
しかし、時間はかかっても楽しく読みきることができました!!
読みながら実践しつつやっていくことが一番効率が良いのかもしれません。。
ただ、ハリーポッターの本ぐらいの分厚さなうえに、内容もヘビーでした。。
非常に勉強になるし、ステップアップになること間違いなしです。
おすすめする3つの理由

①本嫌いの僕でも半年かけて読了できたから
②一生使える知識であり、小手先のテクニックではないから
③過去のチャートが多く例示され、根拠が明確であったから

①活字嫌いの僕でも半年かけて読了できたから
僕は本が苦手です。

僕は本が苦手なんです、、
僕は、本とは無縁の生活をしてきた人間で、小中高大学とできるだけ本を避けてきました。
※ただ漫画は大好きです。
なぜ本を避けてきたのかというと、活字を読んでも楽しさがわからなかったことが一番の原因だと僕は分析しています。
楽しみながら読了した
そんな僕が時間をかけて、読むことをやめることなく読了できた理由は、ノートにメモをしながらインプットし、さらに実際の株の取引を重ねアウトプットすることが快感になっていたからです。
そのため、読む終わるのに時間がかかりました。しかし、自分なりに楽しみながら読むことができました。
②一生使える知識であり、小手先のテクニックではないから。
オニールの成長株発掘法[第4版]にはテクニックというよりも株式投資の本質が書かれていると感じました。
特に成長が見込める株に投資するというスタイルは、株価が上がる明確な根拠ですし、初心者の僕でもすぐに納得がいきました。
最初の初歩的な段階で、自分の投資スタイルを確立するのにもってこいの著書だと思います。
③過去のチャートが多く例示され、根拠が明確であったから。
本書に書いてあることは、僕にとって初めて学ぶことばかりでした。だから、過去のチャートで著者が主張していることを再確認でき、インプットしやすかったです。
実際の株の取引でも、チャートを分析することの大切さを学びました。
結論
身につけたスキル
- 損切りの重要性と、その条件
- 利確するときの条件
- 成長株を見極め分析する手段(四半期のEPS増加率や出来高の上昇、チャートの傾向チェックなど)
- 市場動向
- 様々な種類の投資
こうやって挙げてみると、まだまだこの本から吸収できていないことがたくさんあるので、今後何度も読み返すつもりです。
ほとんど投資の知識がなかった僕でもこれだけは初回で吸収できたので、皆様も一度お読みいただけたら、このあたりは身に付くのではないでしょうか。
読みながら実践してみた結果

現時点までの利確分での損益は89,330円です。
損切りをしたのは8771イーギャランティです。本当は10%価格が下がったところで損切りしたかったのですが、間違えて注文を逆指値とせず、指値で2,121円のところで売りの注文をいれてしまいました。そのことによって、5%下がったところで注文が入ってしまい、ルール通りにいきませんでした。
僕の取引履歴から分かる通り、お恥ずかしながら色々失敗してます。
ただ、失敗を糧に自分自身も成長していけたらと思っています。

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